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2011年01月 アーカイブ

誰が植物を気にかけているか 7

高度に工業化した西欧諸国には、植物の絶滅の問題はないに等しい、と考える人がいるかもしれません。


その見方は間違いです。


植物の絶滅という深刻な問題が保護論者たちの広い関心を初めてとらえたとき、すぐに行なわれたことは、この問題を詳細に把握することでした。


先進諸国の植物学者らは個々に、絶滅が危惧されたり、絶滅に追いやられている植物種のリストをつくりました。


1970年代初めの予測では、約10パーセントの種が絶滅に追いやられるだろうということでした。


今日では数多くのリストが出版されていて、それらによると事態はますます深刻の度合いを増しているようです。


たとえば、ハワイでは、固有種の97パーセント以上が絶滅の危険にさらされています。


東ヨーロッパの地域によっては、自生種の45パーセントが絶滅の危険にさらされています。


これらの例は極端な部類に入るものですが、全体的に見ると絶滅率はいまや約20パーセントと推定されていて、当初の予測の2倍になっています。


これは、何もしなければ、しかも今すぐにしなければ、5種の植物のうち1種が絶滅することを意味しています。

誰が植物を気にかけているか 8

まさに1980年代は岐路の10年でした。


次の10年では手遅れとなるでしょう。


世界はいつも生態的に絶え間なく変化してきたといっていいでしょう。


生態環境は決して一定のものではないですし、恐らくこの地球がもう1度エデンの園に立ち返ることはないでしょう。


我々は、この惑星が変化してあたりまえだということを忘れがちです。


たぶんそのわけは、我々の一生が、何億年という地質学的時間と比べればあまりにも短いからなのであろうと思うのです。


スペイン人が15世紀の終わりに中央アメリカに到達したとき、その土地の大部分は耕作地であり、40万から60万の人口を擁していました。


しかし、スペイン人による虐殺と西欧世界から持ち込まれた病気により、その人口は著しく減少しました。


そして約300年を要して19世紀の初期に、その人口はやっと140万まで回復したのです。


このように人口が少なくなった過程にともなって、森林は再び発達し、土地をおおうようになりました。


今日、1800万を超える人口が、両アメリカ大陸の間にある地狭部に生活しています。


したがって、再び森林は失われてしまったといっていいでしょう。

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