誰が植物を気にかけているか 7
高度に工業化した西欧諸国には、植物の絶滅の問題はないに等しい、と考える人がいるかもしれません。
その見方は間違いです。
植物の絶滅という深刻な問題が保護論者たちの広い関心を初めてとらえたとき、すぐに行なわれたことは、この問題を詳細に把握することでした。
先進諸国の植物学者らは個々に、絶滅が危惧されたり、絶滅に追いやられている植物種のリストをつくりました。
1970年代初めの予測では、約10パーセントの種が絶滅に追いやられるだろうということでした。
今日では数多くのリストが出版されていて、それらによると事態はますます深刻の度合いを増しているようです。
たとえば、ハワイでは、固有種の97パーセント以上が絶滅の危険にさらされています。
東ヨーロッパの地域によっては、自生種の45パーセントが絶滅の危険にさらされています。
これらの例は極端な部類に入るものですが、全体的に見ると絶滅率はいまや約20パーセントと推定されていて、当初の予測の2倍になっています。
これは、何もしなければ、しかも今すぐにしなければ、5種の植物のうち1種が絶滅することを意味しています。