アートとパリとピカソ その5
今では世界中のピカソ・ファンの憧れを集めて、開館時刻前から見学者の行列ができるほど人気の高いピカソ美術館。
マレ地区という、パリでも一、二を競う瀟洒な歴史保存地区にこの美術館が誕生したのは、1985年9月23日のこと。
美術館となって現代に蘇ったこの建物は、実は30(庫以上も昔1659年に塩税徴収官ピエール・オーべ一ルのために建てられた貴族の館であった。
その建築主の職業から「オテル・サレ(塩の館)」と呼ばれたこの邸宅は、その後、主をかえながらも建築当時の優美な姿そのままに、パリの歴史を見守り続けてきた。